ある別れの日

今日は

父さんが

リハビリ施設から

老人ホームへ

移動する日でした。

ついに

この日が来たなと

思いました。

(*´ー`*)

母さんに

「俺の面倒をみたくないんだろ?」

なんて言って

以前は反抗的な感じもありましたが

今日は

何も言うことも無く

おとなしく

車椅子に乗って

老人ホームに入って行きました。

父さんの部屋になる個室は

窓から日光が射しこんで来て

明るくて清潔な部屋でした。

僕は懐かしい思いで

いっぱいになりました。

実は僕

同系列の老人ホームで

働いていたことがあるんですよ。

何だか

あの頃のことを

思い出しちゃった。

( ´ ▽ ` )ノ

ベッドに横たわる

父さんを見ていたら

子供の頃の父さんが

心の中に浮かび上がってきました。

近所の公園で

友達と一緒に遊んでいたら

「おーい順!おーい順!」

と叫びながら

酔いつぶれて千鳥足で近づいて来た

酒臭い父さん。

母さんの実家に泊まっていたら

真夜中に酔っ払って

母さんの弟と大ゲンカになって

「俺はこんな田舎には居たくないんだ!」

と言って

暗闇の中へ飛び出して

いなくなってしまった父さん。

僕がまだ小学生の時、

父さんの誕生日に

手紙を書いて封筒に入れて

手渡したら

その場で泣き出して

膝から床に崩れ落ちてしまった

酒臭い父さん。

この数十年

思えば

色んなことがあったけど

こんな形で

別居することになるとは

思ってなかった。

この部屋で

少しでも父さんが

幸せを感じてくれたら良いな。

今はただ

それだけです。

(*´∇`*)

おわーり

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